赤りんご 青りんご
りんごには大きく分けて「赤いりんご」と「青いりんご」があります。
赤いりんごはみなさんご存知の通り「ふじ」や「つがる」などがありますし、青いりんごには「王林」や「トキ」などがありますね。
そう、りんごには赤くなるりんごとならないりんごがあるんです。
なぜだかわかりますか?
その違いは、持って生まれた色素の違いなんです。
赤いリンゴでも、若い実は緑色をしています。
この緑色は、葉の中にある葉緑素(ようりょくそ)の色です。
葉緑素があるために、若いころのリンゴは青いのです。
しかし、この葉緑素は、秋になって昼間の時間が短くなったり、夜と昼の温度の差が大きくなってくると、だんだんこわれてしまいます。
したがって緑色も消えていくのです。
また、多くのりんごは皮の色が赤になる色素(アントシアニン)を持っています。
この 赤くなる色素(アントシアニン)を持っているりんごは赤く、持ってないりんごが黄色もしくは緑色(青りんご)になります 。
アントシアンは、太陽の光が当たるとふえていく色素(しきそ)なのですが、このアントシアンが赤いために、リンゴも赤くなるのです。