有袋りんごと無袋りんごの違い

りんごを買う時、有袋か無袋か迷ったことありませんか?
袋をかけたりんごとかけなかったりんご、どう違うのかお話ししましょう。

もともとりんごは無袋で栽培が行われていましたが、害虫からりんごを守るために袋をかぶせるようになりました。
結果として、害虫からりんごを守ることに成功し、さらにりんごの皮がなめらかになり見た目がよくなりました。
これが有袋りんごの始まりです。

有袋りんごと無袋りんごの特徴

有袋りんご

・色づきが良く、見た目が良い
・皮が薄くそのまま食べやすい
・貯蔵性が高まる
・甘みは無袋に比べ劣る

無袋りんご

・一般的に、無袋りんごは「サン○○」と呼ばれる
・太陽の光を多く浴びて育つため、甘味と香りに優れている
・品種によって蜜が入る
・袋かけと袋はぎの作業がないため、省力生産になる
・有袋に比べ見た目は劣る

有袋か無袋かりんごの名前で見分けるポイント

実は、「サン」という表示がりんごについているのは「無袋」のりんごのことです。
代表的なりんごの品種「ふじ」だと「サンふじ」となります。
ふじ以外にも「サンつがる」「サンジョナゴールド」などの無袋りんごが良く知られています。

また、有袋りんごは貯蔵出来るのが特徴のため、4月以降に出回るりんごは有袋りんごである場合がほとんどです。
長くりんごが楽しめるのも有袋りんごのおかげです。