りんごの歴史

りんごは、アダムとイブの物語にも登場する歴史の古い果物です。
紀元前6000年頃にはすでにトルコで登場しており、紀元前1300年にはエジプトで栽培されていたといわれています。
りんごは日本特有の果実ではなく、コーカサス地方から中国天山山脈にかけてが原産地と推定される西洋の果物です。
アッ プル(apple)という言葉は、そもそもが果物の総称で、2000年以前のヨーロッパでは王侯貴族から庶民の間まで広く食用されていたようです。
いつ頃 から食べられるようになったのかは判然としませんが、世界最古のりんごが、4千年昔の姿のまま、スイス、ロンドン、ニューヨークなどの博物館に保存されて います。
これは、湖棲民族の遺跡から発見された炭化したりんごで、中には保存食として乾燥したものまであるそうですから、古代のヨーロッパ民族にとって、 りんごはとても大切な食料源のひとつであったことは間違いありません。
現在もコーカサス地方などに、りんごの原種が野生しています。
日本で本格的にりんごが栽培されるようになったのは明治時代になってからです。
りんごが初めて弘前に紹介されたのは、明治8年のことです。
弘前の藩校の精神を引き継いだ私学東奥義塾教師の米国人ジョン・イングが、クリスマスに教え子らに西洋りんごをごちそうしたのが最初といわれ、県内でも初めてのことだったようです。